今日は母方の祖父の命日。
お墓参りに行ってきました。
祖父は私が高校二年生の時に亡くなりました。享年83歳。
祖父が死ぬ前の私はかわいくありませんでした。
亡くなる前祖父はガンで、数年かけてゆるやかに痴呆も進んでいて、もう自分が好きだった祖父ではなかったんですよね。
いよいよ余命半年の宣告を母から聞いたとき、私はムカつくくらいドライなリアクションで泣きもしなかったことを今でも憶えています。
思春期だったからかな。
「じいちゃんが死ぬなんてとうにわかってた。今更騒いだってどうしようもないやん。」みたいに。
可愛くないけど、諸行無常というか、しかたないって心底思ってたなぁ。
じいちゃん、ごめん。
背が高くて、白髪オールバックで男前。夜はお酒飲んで巨人戦を観ながら「バーカ」と悪態をつく姿、
植物を育てるのが得意で、菊、ひょうたんをプロ並みに作ったり、見事なお庭を自分で造って盆栽や木を植えていた姿、
朝食はパン派。
たまにトーストに失敗して、真っ黒になった食パンのコゲの部分を包丁の背でガリガリと削ってる姿
今でもかっこええと思とるから!
月に2〜3回とかのペースでお墓参りをして、お墓の手入れをしていると、お墓が綺麗に保たれるばかりか亡くなった家族や先祖を身近に感じられるような気がする。
小さくても、手入れが行き届いてるお墓だとたぶん自分も嬉しいし。
帰って来る前は母や祖母に頼りっきりだったけど、もっと自分もご先祖に親しもうって思えました。
みなさんのじいちゃんはどんなじいちゃんですか?
もしまだ会えるなら、たまには会いにいけるといいですね。
おまけ
プリントの具合でめっちゃ怖く見えますが、日差しがキツすぎてストールを顔全体に巻いてしまった母。前はちゃんと見えるらしい。
もう、ちゃんと長生きしてよ!
それでは!