2014年10月29日水曜日

My No.1 FES!!

サマソニ、フジロック、メタモルフォーゼ、WIRE、ワールドハピネス様々あれど、
私にとって最高のフェス(=お祭り)は西条祭り一択です。




西条祭り特集を担当していた「せとうち暮らし」が印刷に入り、
11月1日の発売日を前に。
あ〜おわったぜい!


ず〜っと振り返れていなかった私の祭りの振り返りをしておきたいと思います。


まず、自分にとって今年はUターンして初の祭り。

春、夏と定例会や準備に参加して、お盆明けからじわじわとまちが祭り色になって、
いつもの弾丸帰省と違ってグラデーションで来た感のある祭り。

今年は15,16日の2日間休みにして、祭りに参加しました。






14日、石岡神社の本殿祭の夕方のニュースを見ながら晩ごはん。

地元の久保だんじりはやっぱり贔屓目にみちゃいます。


23:30、集合して、伊曽乃神社に神様を迎えに行きます。
毎年「おーあいちゃんひさしぶり〜」の再会だけど、
ことしは「お、きたん」「何かやることありますか〜」
とまああっさりした…笑 地元民になったな〜って感じっす。



そしてすぐ訪れる、大好きな瞬間。出発、加茂川橋西進!!!
毎日車で通る国道をだんじりで行進しよるよ今…っていう、さいっこーの時。
この時点で笑顔1000%。

奉納を終え(直前揉めてたから、ちゃんと差し上げできたときはボロ泣きしてしまった!振り返るとななこちゃんも泣いてた!笑)、いろんなとこフラフラー


カリスマカメラマン×2 (いつもお世話になっております)
今日は祭りモード。

写真撮ったり、境内行ったり、鬼頭の人に質問したり。




今年大町は年番(神さん舁き)で、西の川原はご神体がうつりたての
ご神輿を鳥居のところまでおろしましたー。
神さん、かき棒が四角やからめっちゃ痛いらしい。



祭りでいろんな人に会えるのもほんとに楽しみで。
明け方に会えた、ヨッパライ笑
上下「嫁さんが作ったんよ」ヒョウ柄20年のおやじさん 
東京の飲み会をいっつもやってくれるおやじさん


と、もっと酔っ払ったおにいやん

ほんで、宮出しの後最後に出ますよっていうんで
待ち時間の間にとったくっそいい写真がこちら
せっかくなら全員無理やり入れたらよかったー。。

前日の朝から寝てないけど、15分だけ寝て、お花集めに出発ぅ
いつもお世話になってるかんの家の孫たち^^とじーじ。
お父さん、大好き。


















近所の町内から回ります。




のぼりには、「多天満津留(たてまつる)」(ここののぼりの書き方ちょっと違うけど)。15日の「まだ祭りは始まったばかりー!」な、こんなゆるいムード大好きです。


お昼のカレーも「甘いの」「辛いの」用意してくれるのが
ありがたかったねー。



前の西の川原だんじりである、四軒町さんに偶然会えたり
(彫刻のテーマが同じなん!)

雑誌素材用の写真を、大センパイに撮らせたり

文化会館前でたまたまやってくれたのを撮ったり


いつものところで生ビールをご馳走になったり

40歳以上差の男のバトルを間近で見たり(このあと次男、口にチューされ号泣)



15日の最後、17時くらいにはお神楽です。

こうやって宮司さんが祝詞をあげ、神幸祭をすべての氏子町内でするのが
西条祭りの基本。だんじりが注目されがちですが、神様のお供、
祭りの列を大名行列とするとメインはやっぱりご神輿↓なんです。





5年に一度の年番で、神様の宿泊所「御旅所」まで担ぐ西の川原男子たち。
(何度も言うけどめっちゃ肩痛いらしい)



そんな感じで1日目が終わり〜18時頃帰宅して、
19時から22時まで寝て、また0時30分集合。。。。
途中休憩つって抜けさせてもらって、寝たらもう少し楽なんだろうけど、
基本皆勤でいきたかったから、がんばった。


また集会所へ。

「ピンポーン ピンポーン
 西の川原青年団より お知らせします…」

って言ってる間に、熱燗を作ってみんなで飲んで
お旅所へ「いーこーやー」って神様を迎えに行く準備。
今年はほんと寒かった。

元気な西の川原ギャルズ・メンズと


言うてる間にお旅所に到着。福武の7屋台が集合します。この後見せ場。
基本、一台ずつ奉納するのですが、お旅所という場所は福武に近いということで

7台同時に差し上げました!
これ、やったことない人わからないかもしれんけど、
500〜800kg、二階建ての家の高さくらいあるだんじりを、全部人の力で
土台の一番下(地面に接する部分)から持ち上げてます。
一台上がらなかった時点で失敗だから、息を揃えないと出来ないすごいこと!
(すごすぎて「すごい」としか言えない)

もともと一つの「福武村」から派生した7地区。
「心はひとつ」っていってるみたいで、勝手に感動します。

その後2つの屋台での神前の差し上げも綺麗にできました。
まだ、「男っていいな」って思ったりする瞬間です。





神前の電柱に張り付いているのは、今日もお疲れ様です、な
東予ビデオのカリスマカメラマン。
脚立におばちゃんが乗っかっても、微動だにせず、撮るべきものを
外さず、時に臨機応変に撮っています。
これが数日後ビデオを見た人に感動を与えるわけです。


あとはブラブラして出会った遠藤とか
(松山三番町の「GOLD(ゴルト)」で店長やってて、この日も仕事で夜中から朝まで限定で西条に帰ってきた祭りバカ)


まりちゃんとか
(今気づいたけどもう15年くらい同じ江戸一着てない?素晴らしいと思うけどさ)



眠気を越えて迎えた「御殿前」。西条藩の陣屋跡。
ここでもきれいに差し上げたねー



すごい長い時間上がってた。みんながんばった!きれいやった!



そして、朝ごはんは市役所駐車場でいつものカップ麺。
おいしいんだよーこれー


めっちゃ美味しそうに食べるおやじさんたち。

ぷらぷらしてると先日せとうち暮らしのトークショーで出会ったサミーちゃん!
なんたる偶然!

サミーちゃんと喋ってたら、「このハチマキかわいい。いいよ」と
「大久保さん」という有名なカメラマンの方が瞬殺で私のカメラで撮ってくれました。

確かにいい写真かもしれない…(はにかんでるけど。照れです)笑




まあそんなんや美味しいビールやらで調子に乗ってたら
川に落ちてしもたなんてこともありました。

西条は美しい水の都…

いや泥もあるし川は落ちるところじゃないよってことですよね







お兄さん方の助言通り、即裏返しにして何事もなかったように過ごしました。



















やったね!



その後は、市内でもっとも東の端「玉津」でお昼休憩をして、
引き返し、クライマックスの川入りが行われる加茂川までスケジュール巻き巻きで
進みます。


上喜多川(ほんと、だんじり舁くのが上手!)のおなじみ兄弟
二人ともずーっとこの顔やった笑



































この田んぼでの休憩大好き。佐々木ぱいせん、いたずらが小学生やから。笑
















中学生になったサキちゃんと。
出会った頃は、小三だったのにねー。
今や、バスケ美少女です。




















美少女と弟。
かわいい二人。大好き。
雑誌に一人ずつ載せられなくてごめんね。
でもこの写真がすごい好きなんよー。


だんじり出発する!前にいこ!

って瞬間走り出したとこ。弟がねえちゃん抜かそうとしてるの、いいよね。



加茂川の土手前は、いっつもテンション最高。
もーこの子らも大好き。西条の…ネオギャルっていうか、パワーギャルみたいな笑

だんじりもよく担いでくれました!(私は写真撮ってばっかで)






そして最後に、一緒に歩いてたゆかと同じスポットで撮りあいっこ。
骨折・術後の身で東京から帰省して、結局なんとかほぼ二日間歩き抜いたゆか!よくがんばったし、やっぱり本家西の川原ガールにはいてもらわんと。一緒に大声でまた伊勢音頭歌いたいよ〜〜〜
ほんでもうここらへんは終わりのムードがすごいですね。
やっと会えたサチと!(昼間は着物だったんやって。残念)















最後もゆかと!



なんかこう振り返ると、やっぱ祭りっておもろいな。

ありとあらゆる生のエネルギーが、この二日間、このエリアに集中してる。

祭り好きが「命に代えても」って勢いで帰ってきて仕事も休んで集まってるだけで
まずすごいエネルギー。
一年間この日のためにがんばってきたんじゃ!っていう、炸裂するエネルギー。
「今年も会えたね!」って再会に沸くエネルギー。
「あの子にいい姿見せたい♡」っていう男女それぞれの欲望のエネルギー。
今、この瞬間にかける、男の意気と意地のエネルギー。
神が持つ、全てを浄める神聖なエネルギー。

お酒の力もあってか、自我、喜怒哀楽がいつもより激しく発散されるしなー


雑誌の取材を通して、「祭りのええとこって、どんなとこなんだろか?」
「ずばり、祭りの魅力って何やと思う?」
ってあえて聞いてきたけど、言葉にするの難しすぎる。
それ以前に、考えたことない。聞かんといて。笑
って人がほとんどだったなー


雑誌の中では私なりのひとつの答えをだしてるけど、
ね、なんなんだろね。

でもこれだけはいえるかな。
「共感」が人との関わりの中でのひとつの喜びだとしたら、
祭りは確実に「祭り好きじゃ〜〜」って少なからず思ってる人の集まり。
同じもの愛する人の集まり。

それがおもんないわけないやんね。




------------ちょこっと宣伝------------

読んだらきっと西条人は「私にとっての祭りってなんだろね?」と考えてみたくなる、
西条祭りを知らない人は「こんな祭りがあってこの人ら幸せやろうなー」と気持ちがほっこりする、
「祭り太鼓は鳴り止まない 〜神が降り立つ2日間」
が掲載された「せとうち暮らし」秋冬号vol.14はもうすぐ発売です。
ちなみにタイトルは、祭りの後に数日続く太鼓の耳鳴りと、
一年中次の祭りを楽しみにしている西条人の胸の鼓動をイメージしています。

実は祭り中も校正紙がぐっしゃぐしゃになるまで持ち歩いて取材依頼をしていました笑

ぜひ手に取ってみてくださいね。

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