2012年3月19日月曜日

今いる組織を好きになれるか?

さっきまでメインクライアント、
役員の方の取材。

20代の頃から店長を歴任し、
本部に上がってからもどんどんと実績をあげ、
上り詰めてきた、“勝ち組”。
いいクルマ、時計、家という既存のステイタスはもちろん、今現在も、挑戦的なお仕事を持ち、動かしておられる方。

そんな方の原点を探り、社員を鼓舞する企画インタビューをやってきた。


ふつうは、

若い部下たちはそんな人を見て、

雲の上の人

自分にはできない、あの人だからできた


と思ってしまいがちです。


でも、そういうスゴイ人ほど
20代、30代 若手のときに自ら買って苦労をしてる。

今日の方も、
会社の業績をあげるというただ一心だったそう。

終電で帰って始発出勤し、お店がオープンする時間までにやることはやりつくしてお客様を迎えてたらしい。


本部に上がってから、はじめて、辞めたい、って思ったこともあったけど、好きな会社のためにやれることをやるんだって覚悟を決めて、使命感を持って与えられたミッションを達成していった。やったほうがいいと感じたことは、とにかくすぐやっていった。
だから、どんな仕事が目の前に来ても、周りやお客様が納得するような結果を出し続けられた。


なんでしょう、とてもシンプル。

なぜそんなことができたのですか?
いきなり振られた仕事に、どうやって前向きに取り組んだんですか?
とお聞きすると、


会社が好きだから


と答えられました。

所属する組織への、帰属意識が根底にあるから、これは、会社のためになる!と思って最終的に自発的にやっていったそう。

帰属意識がない人は
どうすればいいか?


きっとそれは、今いる組織の中で、自分を引き止めうる尊敬する人や、
自分の指針を見つけられていないんだと思います。


帰属意識なんて、会社ではなく、“誰か”につくもの。

それがないということは、上司や近くの部下に対して、
「この人がいるからがんばろう」
「誰々さんには、恩を返そう」
「こいつがいるから、まだ辞められないな」

とまで思える人間関係ができてないからやと、思います。

(私にもいます。何度やめたくなっても、この人たちに恩を返すまでは、成長するまでは、やめられないと思っています。)


また、尊敬できる人がいなくても、
「ここで、◯◯をやり遂げる。だから辞めない」

などと思える、確固たる芯。
今日の方にはこの思いもありました。


結局は、目の前にあることに自分なりの意義を見つけ、集中して、とことんやり抜き、成果を上げることが、どんな逆境のなかにいてもハッピーにつながるんやないかなって。



どんな負のスパイラルにいても、
これだけは確実だと思うなぁ。


偉そうなこと言えませんけど

そんなことを考えている電車の中です。