2012年3月16日金曜日

顔面神経麻痺、診察受けました!

聖路加国際病院に居ます。

今の私の顔面神経麻痺の原因と、今後症状がどうなるかを知り、治療をするために〜。

とりあえず原因は二つ。


ベル麻痺:
急性発症し原因が不明なものをベル麻痺と呼び、最も多くみられます。全体の顔面神経麻痺の 65% 前後を占めるとされています。単純ヘルペスウイルスの関与や顔面神経の栄養血管が何らかの原因で貧血、低酸素状態になり、顔面神経に浮腫がおこるために麻痺が発生すると考えられています。また、寒冷刺激による循環不全やストレスが原因と考えられます。男女を問わず、特定の季節に関係なく発症します。

ラムゼイ・ハント症候群:
帯状疱疹ウィルスの感染により耳痛を発症し、耳たぶ、外耳道に水疱ができます。聴神経が侵されると難聴になることもあります。ベル麻痺の次に発生頻度高く、全体の 10 ~ 15% 程度を占めるとされています。



とのことね。

結局、原因は今日のところは明確にならず。

聴こえの検査をして、ハント症候群ではなさそうとのことでしたが、予後を見てみないとなんともいえないらしい。

あと、治る人でも一度発症すると症状は一定のところまで悪化していくらしい。


サイトでもこういってます。


顔面神経麻痺はほっておいても75%が自然に治ると言はれております。早ければ数週間以内に治癒するものもあります。しかし、病状の程度や治療時期の加減で、予後に大きく影響することもあります。

現代医学ではまだ特効薬はなく、発症直後には、一般的に副腎皮質ステロイドや抗ウイルス剤の点滴、星状神経節ブロックなどを行い、改善されなければ、血流改善剤、ATP剤、ビタミン剤や神経賦活剤などが薬が処方されます。


・・・


…ふぅん。

これから採血をしてウイルスの有無を見ます。

来週はMRIを撮って、できものがないか念のための確認をします。

原因不明ですが患者さんの65パーセントを占めるベル麻痺か、ウイルス性のハント症候群かは、それ以降にわかります。


なんか診察室ではこんな感じのことを噛み砕いて言われました。

以下メルクマニュアルより引用転載


ベル麻痺は突然の特発性で片側性の末梢性第7脳神経麻痺である。症状は,顔面上下の半側顔面麻痺である。診断のための特異的検査はない。治療にはコルチコステロイド,眼潤滑剤,眼帯の間欠的使用などがある。

原因は不明であるが,機序としては免疫性またはウイルス性疾患(おそらく単純ヘルペスウイルス感染)による第7脳神経(顔面神経)の腫脹が考えられる。側頭骨内の神経の経路が狭いため神経が圧迫された結果,虚血および麻痺が生じる。眼輪筋および前頭筋は左右の第7脳神経核からの投射を受けるため,これらの筋は末梢性神経障害での麻痺はみられるが,中枢性の麻痺はみられない。

症状と徴候
耳介後部痛がしばしば顔面麻痺に先行する。麻痺は,しばしば完全麻痺で,数時間以内に進行し,通常,48〜72時間以内に最大になる。患者は顔面のしびれ感や重い感じを訴える。患側の顔面が平坦で無表情になり,額のしわ寄せ,瞬目,しかめ面などの動きが鈍くなる,または完全にできなくなる。重症例では,眼瞼裂が広くなり,閉眼できず,しばしば結膜刺激や角膜乾燥を来す。外耳道および耳介後部の小領域を除いて,感覚検査は正常である。もし神経病変が近位であるならば,唾液分泌,味覚,涙液分泌が障害され,聴覚過敏を呈する。

診断
特異的な診断検査はない。中枢性第7脳神経病変(例,卒中や腫瘍による)は顔面下方(顔のゆがみ)にのみ麻痺が認められる点でベル麻痺と鑑別できる。末梢性の第7脳神経麻痺の原因となる疾患は多く,例えば,膝神経節ヘルペス(帯状疱疹ウイルスによるラムゼイ-ハント症候群),中耳または乳様突起感染,サルコイドーシス(特に黒人の患者に多い),ライム病(特に流行地域で),錐体骨骨折,癌や白血病の神経浸潤,慢性髄膜炎,小脳橋角部または頸静脈小体腫瘍などがある。こうした疾患は典型的にはベル麻痺よりも緩慢に進行し,他の特徴的な症状または徴候を呈する。もし診断が不確かであれば,造影剤を用いたMRIでベル麻痺では第7脳神経の増強を示すことがある;CTは通常は陰性で,骨折が疑われる場合や卒中の可能性がある場合に使用される。



まずは、眼帯を買って、目の渇きと顔の違和感がマシに見えるように対応しよ。!!


少し安心しました。

完治するよう最善を尽くします!




しかし顔面神経麻痺が耳鼻科とはなぁ!