2015年9月19日土曜日

稜線をゆく 石鎚山系縦走の1日

今日は山登りでした。


四国の屋根、四国山地石鎚山系の石鎚山〜二ノ森〜堂ケ森。
2,000メートル級の山々を尾根伝いに日帰りで縦走するというなんともハードで夢のあるコースでございました。


13人が2班に分かれ、コースの両端からスタートし、中間地点で昼食、合流。お互いのスタート地点をゴールに向かうというベテラン発想で!
時間配分、コース、メンバー分けなどなども市役所の上司たちの知恵が詰まったプランでした。

わたしらは、土小屋から石鎚山の二の鎖〜二ノ森〜堂ケ森〜保井野 縦走。
もう1チームは逆の保井野〜堂ケ森〜二ノ森〜石鎚山二の鎖〜土小屋。


ガイドブックでは1泊2日で紹介されてるけど大丈夫か?!
10時間はかかるんちゃう!?
途中で歩けなくなったりしないのか!?

などなど不安を抱えながらやったけど、結果、
みんな平気、大成功、大感動でした。


こんな景色が四国にあったんかぁ!
と20歳上のいかつい部長が言うほど、

まっっっっじで

最高の天気と景色!!!!


土小屋を出発し、石鎚山のニノ鎖からニノ森を目指す道中で振り返った石鎚山頂上山荘。
いつも石鎚山は90度違う角度からみてるから、新鮮!ハイ感動



そこからは、目の前に広大なササ原!尾根!!
きゃーーーって叫んでもた。


南の高知側は山並みというか、、山波ーーー!


尾根と雲。あおあおとした、秋空。

「かっこえぇ」とおじさん連発。

昼食スポットニノ森の手前から見た石鎚山。
西日本最高峰1,982mの存在感がある。
手前のササ原はソリ滑りできそうななだらかさ。あーいいわー。。


そしてニノ森登頂!1920m? 1929m?なんせ、愛媛県でニ番目に高い山。
全員集合です。


豪勢に山頂レストランしました!

プロデュースは小野さんひきいる「へんこつ隊」。

サラダにパスタにバゲット+ディップ、
締めにコーヒーと焼きマシュマロ…



段取りに、果てしなく重い荷物運びに調理に。3人で全員分を。
こんな先輩がいるのはほんとありがたいものです!


ニノ森山頂からはしまなみ海道や松山沖の忽那諸島まで一望できました!
愛媛を見下ろす気分はなかなかのもの。見えるもんなんですね…
いつもはガスや雲で、見えないことも多いらしいけど。


高知の須崎から来た、花ハンターのおじさんおばちゃんと写真撮りあい食べ物分け合い談笑して、出発。



昼食後は残り半分のルートを邁進です。

ササ原が相変わらず続きます。
綺麗な景色があるから、足元が悪くても疲れててもがんばれたんですが、やっぱきっつー。


次に目指すのは、堂ケ森。
この、頂上に反射板がある山です。



登山していると、いろんな人と出会います。


すれ違ったこの方。
広島から今朝来て、シルバーウィークをかけて石鎚山系の東端まで行くという男性ともお話。

登山するのに不便なこと、不親切なことも今回たくさん聞き、見つけました。市としてやるべきこともあり、担当部長と時にミーティングしながらのトレッキング…笑



嘘みたいな青い空に、秋の景色。
言葉を失います。


帰りは下り、下り、下り。

トレッキングポール(つえ)がないとマジで無理でした。
手をもう2本の脚のように使い、4足歩行の動物のごとく山中の歩みを進め続けました。

コツは、手を前に出して脚の負担を軽くすることと、安定したところに足を置くこと!



えっ嘘やん。

っていう急な(方言で、きぶい)下りの登山道の連続もクリアし、10時間の登山を先ほど無事に終えました。

個人的には、意外にもまだまだ歩けるよ!ってくらい、こたえてないのが不思議…。



しかしほんと良かった。
天気にも恵まれまくって、今日のは奇跡に近い確率やったと思う。
そして今回のメンバーに心から感謝!


また近くの山を知りたいです。

そして、縦走、マジオススメです。