2014年6月11日水曜日

情報は鮮度が命。

とびきり楽しかったことのレポートほど暖めてしまうのはなんでだろうね!


先月末の高松旅行のこと。


個人の日記なんやから、適当でいいやん、と思うんですけど。
出会った色んな人の顔が浮かんで適当には書けねぇ、と思ってたら、色んなこと忘れられるほどになってきたよ、危ないー。



正味2泊2.5日くらいの日程でしたが、
高松を文字通り↓ほんっっまに魅力的な街!って思いました。

1日目。
宮脇書店総本店(本店はまた別にあるので注意。笑)、屋上はプレイランド的遊園地。
HEP FIVEやヴィーナスフォートみたいな観覧車が!
乗ってみたけど高松の街が一望できて、ちょっとこわいけどおすすめ×1000!

↑一人だから仕方ないよね。


灯りと雑貨のお店、touca(とうか)さんもすばらしかった。
オーナーのやべさんが素敵やし面白いし、商品はだいたいつれて帰りたいと思ってしまったよ!オイルのキャンドルと麦わら帽子がかわいかったなー。

その上の階には高松初のコワーキングスペース ガイニーさん。
オーナーさんとお話させていただきましたが、そりゃあもうパワフルでおもろい女性でした!東京ではいくつか行ってましたが、愛媛東予ではほぼないですかね。
市の図書館がベターな選択なのかな。とりあえずwi-fiとばしてほしいな。


BOOK MARTE(ブックマルテ)さんは同年代の女子が自分でやっておられて、
たいそう刺激になりました。
写真集や旅本、香川や他の元気なローカルの本、リトルプレスも多数あって、
奥はカフェになってて窓からは高松沖、すなわち瀬戸内海が見えて幸せになれます。
隣はギャラリー。各地の作家やフォトグラファーの作品をおいてて、今は濱田英明さんの『Haru and Mina』の展示をやっていますよー!

夜は「Benの台所」にて高松の荒くれ者というか、オールスターなメンバーと
一席設けていただきました。楽しかった、では収まらないほどの時間!
乗松さん、なタ書の藤井さん、坂口さん、ありがとうございました。
次回はたくさんお酒を飲みましょう!!


2日目。


うどんは朝の「うどんバカ一代」もお昼の「わら家」もそれぞれに美味!
「各うどん屋の何がおいしいのかちゃんと調べていくべし」は教訓でした。
(釜揚げは最高だけど、冷やし系はいまいち、とかもあるため。)
わら家さんは少し観光客向けな感じもしたけど、総じて「うどん」っていうものが
私ら県外の人間が捉える「うどん」より一歩も二歩も近い存在やなっていうのを感じた。

「マクド高いからやめとこや、うどんにしよー」って
普通に小学生が言うらしいよ。軽い衝撃。


イサムノグチ庭園美術館は、今時往復はがきで予約しなあかん上に、
観覧は時間制限付き学芸員の方によるツアーっていうストイックさ。
でもその理由を聞いて納得。彫刻家イサム・ノグチが生前いた
住居兼アトリエ兼展示スペースを、なるべくその時のまま残してみせるから、
だそうです。

私、石の彫刻って今までまともに見たことなかったけど、
彫る深さによって色が変わったり、すべすべになったりごつごつになったり、
扱う人間のさじ加減で石がどんな形、いかなる表情にもなるのが面白かった。
ある方が「ユーモア」とイサムの作風をいっていたけれど、
全ての作品を見て共感できました。

戦後、行政が優秀なアーティストやクリエイターを香川に集めたというのも
とても興味深かったです。先見の明があるなあと…


そして、忘れてはいけないクレイジーな古本屋さん。

一件目は「なタ書(なたしょ)」さん。
予約制です。古本屋なのに。その理由はググったら出てくるのでそちらを見ていただきたいのですが、
「本いっぱい持ってて物知りで一見謎めいてるけど優しいお兄さん家」
という感じです。店主キキさんこと藤井さんのよくわからない魅力は、
なタ書に行って会って喋ってみないとわからないと思うなー。
入口にはシソが繁りすぎてるけど、二階の店主はきっとウェルカムなので是非。
























私、手荷物増えると困るのに、
五千円くらい本買っちゃったもんね。




そして、「Bookcafe solow」さん。
写真家でもある宮脇さんがオープンしたこちらは、天井までびっしりと本。 


(あ、藤井さんが↓)

淹れてくださったタイのコーヒーはとっても美味しかった。
(チャイとこのコーヒーはガチでソローの二大看板メニューとのこと、是非)
そして渾身のPOPは刮目すべしです。宮脇節とはこういうことかもしれません。






3日目。

二晩お世話になった最高のゲストハウス「ちょっとこま」さんを後にし、

最後は島にほんと一瞬上陸。
朝8時高松港発の「めおん2」に乗って、
通称「鬼が島」の「女木島(めぎじま)」へ行ってきました。






時間があったら有名な鬼の洞窟とかにも行ってみたかった。

ほんと一時間しか居なくって「空気吸った」位しか言えないわけ。笑

風で向きを変える300羽の「カモメの駐車場」も、
桃鉄に出てきそうな小鬼の彫刻も、存在感ありまくりの石垣も
ここにしかないもので印象深かったです。
次回はゆっくり回って他の島も行きたいな。



…って振り返って、何が素敵だったんだろうって考えてみました。

まず人。
繋がりを持った数々の刺激的(すぎるほどの)人たち。
皆やさしくて、オープンで、たくましく、
それぞれのテーマに対して本気な姿がかっこよかったです。
「コミュニティ!」「ローカル!」とか鼻息荒くやってるわけでなく、
広い視野を持ち、好きなことを自由に素直に、
大切な人との約束を大切にしながら続けている生き方って言ったらいいんかな。

そして、礎となる歴史とそれを大切にする心、
風土と文化が生む手仕事。

これがいいんだよって語れる物事はたくさんあるとして、
それを自分の言葉で語れる人がいる街って素敵やんな、と思います。
高松はそんな街やったなー。





私は、そういうすてきな人を見るとすぐ
「け、アタシなんかショボいな」と勝手に切なくなるんですが、

今は、
「いま、住む西条や東予を愛したらええ」

「自分の好きで得意なことをやろ」

「旧知の仲の人だけやなくて、今回お世話になった濃厚な高松人や、
 まだ見ぬ同じ志の人におもしろい話ができるようになっとこ」

と割り切って健康的に生活しています。
ありがとうこの環境。



最後にこの旅をアテンドしてくれた大池さん、
そもそものきっかけをくれたまおちゃん、せとうち暮らし編集部に
大きな感謝を捧げます!!!






あーやっぱり長くなってしまった!

フレッシュに情報を伝えられるように、
このブログ、短めの記事を多めに投稿するように変えていこうかなーー。

情報は鮮度が命ですからね。
ほじゃーまた〜〜